令和3年 市民・文化観光・消防委員会
△陳情第13号の審査、採決
○安西委員長
次に、陳情審査に入ります。
陳情第13号 特別定額給付金の再給付を求める意見書の提出方について
○安西委員長
陳情第13号を議題に供します。
陳情の要旨等については書記に朗読させます。
◎中本議事課書記
陳情第13号、件名は特別定額給付金の再給付を求める意見書の提出方について。
受理は令和3年8月16日、陳情者は愛知県安城市一輪のバラの会、代表、加藤さん。
陳情の要旨ですが、特別定額給付金の再度実施を求め、国に意見書を提出されたいというものでございます。
◆鴨志田委員
このたびの陳情なのですけれども、趣旨に沿い難いといたします。国のほうでも国会の中で特別定額給付金の再給付ということが話題になりましたが、国の答弁といたしましては、再度の給付はしないということでございました。その理由は、今回の給付金の効果について、様々この効果が抽出できないということでございましたので、横浜、国も県も市も、暮らしと生活を守っていく補助金事業を様々やっております。そのため、こうしたことで今回の陳情については趣旨に沿い難いといたします。
◆荻原委員
我が会派も趣旨に沿い難いと判断いたします。
◆竹内委員
特別定額給付金は、特にその際には市民局の局長をはじめ、皆さん大変御苦労されました。そもそも当初このコロナが始まって以来、自公政権で最初の枠組みと変わって、それも含めて全国の議員がそれぞれの様々な声を上げる、そういうスキームの下で、今もワクチン体制をはじめ、自宅療養者とかということを常に声を上げて、そのような中で政治の中で検討されているという認識に立っておりますので、今回この意見書に対しては、趣旨に沿い難いという形で扱いたいと思います。
◆河治委員
私たちは、結論として、この趣旨に沿うべきだと思います。理由は、コロナ問題で本当にとりわけ収入の少ない人とか、母子家庭、シングルマザーの方というのは大変な状況を迎えている中で、やはり支えるというのが行政の責任だと思いますし、そういった点で、やっぱりこれは趣旨に沿って、生活を支援するという立場に立つべきだと。そういう意味で、意見を述べさせてもらいます。
○安西委員長
他に御発言もないようですので、本件については採決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○安西委員長
それでは、採決いたします。
採決の方法は挙手といたします。
本件については、趣旨に沿うとすることに賛成の方の挙手を求めます。
(挙手)
○安西委員長
挙手少数。
よって、陳情第13号は趣旨に沿い難いとすることに決定いたします。
△「横浜市人権施策基本指針」の改訂について
○安西委員長
次に、「横浜市人権施策基本指針」の改訂についてを議題に供します。
なお、本指針につきましては、当局からの報告及び質疑が終了した後に、横浜市議会基本条例第13条第3号に規定する議決事件に該当するかどうかについて協議を行います。
当局の報告を求めます。
◎石内市民局長
本件につきましては、人権担当理事から説明いたします。
◎斉田人権担当理事
それでは、本日お手元に改訂素案と市民意見募集の際に使用いたしますリーフレット概要版もお配りしておりますけれども、お手元にお配りしておりますA4判1枚の資料、「横浜市人権施策基本指針」の改訂についてによって御説明をいたします。
まず、1の横浜市人権施策基本指針の概要ですが、本指針は、人権尊重を基調とする市政及び人権施策の総合的・体系的推進を図るため、平成10年度に策定しました。本市のあらゆる施策・事業に人権尊重の視点をもって推進をするための基本的な考え方や、人権施策の全体像と具体的な課題への取組などを示すとともに、市民、地域団体、事業者にも意義を呼びかけ、社会全体で取組を推進することとしております。
続いて、2の改訂の趣旨及び経過ですが、まず(1)改訂の趣旨として、平成28年度の前回改訂から約5年が経過し、インターネットやSNSの普及、新型コロナウイルス感染症の拡大など、様々な社会情勢の変化に対応し、また、本市取組の進捗状況も踏まえ、改訂を行います。
続いて、(2)今回改訂の経過ですが、令和2年度に人権に関する市民意識調査を実施し、市民の皆様の御関心や問題意識などを把握いたしました。また、庁内関係部署と検討を重ねるとともに、横浜市人権懇話会の場などで有識者や当事者団体等から幅広く御意見をお聞きしてまいりました。
これらを踏まえ、このたび改訂素案を作成いたしました。
3の改訂素案の構成ですが、第1章、人権施策基本指針の位置づけから第3章、人権施策推進のための取組までは、本指針の位置づけや人権問題への基本認識、目指す社会像や推進に当たっての基本姿勢や視点、取組など、人権施策推進の基本的考え方や取組の全体像を記載しております。
第4章、様々な人権課題への取組では、女性、子ども、高齢者など14項目の個別課題について、各分野の現状と課題、本市の取組状況や施策の方向性などを記載しています。
第5章では、市の推進体制や市民・地域団体・事業者の皆様に期待される役割について記載しております。
おめくりいただきまして、資料の裏面を御覧ください。
4の改訂の主なポイントについて御説明します。
社会情勢の変化や市民意識調査の結果、本市の取組状況などを踏まえ、第4章の記載内容を更新しております。主な点を御説明します。
(1)女性の項目では、ジェンダーに関し、女性の社会進出が進まない背景に、根強い性別役割分担意識があること、新型コロナウイルス感染拡大の中で、雇用環境の悪化やDVの増加など、女性への深刻な影響が生じていることなどを追加で記載しております。
(2)子どもの項目では、いじめや児童虐待などが依然、深刻であることに加え、ヤングケアラーが新たな課題として認識されている点や、子どもの権利条約の理念を踏まえた最近の法改正や本市の取組などを踏まえ、内容を更新しています。
(3)外国人の項目では、ヘイトスピーチに関し、市民利用施設の申込み段階での防止対策やあらゆる機会を捉えた抗議の姿勢の発信など、本市の取組を踏まえて記載を更新しています。
(4)感染症・疾病の項目では、感染病に関する法改正により、家族への差別も禁止された点や、新型コロナウイルス感染症をめぐる差別や誹謗中傷等の発生と、国・本市の対応などについて追加し、項目、名を疾病から感染症・疾病へ変更しています。
(5)性的少数者では、横浜市パートナーシップ宣誓制度の開始等、本市の最新の取組状況を反映しています。
(6)犯罪被害者等については、これまではその他の人権課題の一つに掲載をしていましたが、横浜市犯罪被害者等支援条例の制定など、本市の取組状況を踏まえ、個別課題として追加しています。
5の市民意見の反映についてですが、(1)市民意見募集、パブリックコメントの実施については、ア、募集期間は9月30日から10月29日までの30日間とします。
イ、素案の閲覧・配布等ですが、横浜市のホームページに素案の詳細版及び概要版と音声読み上げ用のテキスト版を掲載します。また、各区役所の区政推進課、市庁舎の市民情報センター及び市民局人権課などにおいて概要版を配布するほか、詳細版及び点字版を配架し、閲覧できるようにします。
ウ、意見提出の方法ですが、概要版添付のはがき等による郵送などのほか、電子申請システムによりパソコンやスマートフォンからも御提出いただけるようにします。
(2)その他の意見聴取ですが、有識者・人権団体等からのヒアリング、人権懇話会での意見交換を市民意見募集等と並行して引き続き実施し、幅広く市民の御意見を伺って反映してまいります。
最後に、6の今後のスケジュールですが、本日の御報告の後、10月末まで市民意見募集を実施し、11月以降、その結果などを反映して、改訂原案の取りまとめを行います。令和4年2月に改めて本常任委員会に原案を御報告した上で、今年度内に公表したいと考えております。
御説明は以上です。
○安西委員長
報告が終わりましたので、質疑に入ります。
◆荻原委員
大変大切な人権に関わる指針ということで、まず大変読みやすく仕上げていただいているこの人権施策基本指針の改定素案なのですけれども、これは何部くらい刷っていただいて、どういったところに配布をされる御予定かお伺いいたします。
◎斉田人権担当理事
概要版については3500部刷りまして、区役所の区政推進課ですとか、中央図書館及び各区の図書館、それから男女共同参画センター及び横浜市の市民情報センター及び市民局の人権課において配布をする予定でございます。
◆荻原委員
ぜひ広く、より多くの市民の皆様に、このパブリックコメントをいただけたらありがたいと思うところです。
より多くの市民の皆様の目の触れるところなどに工夫して置いていただきたいと思うところでございますが、今回、改訂の趣旨にもございますけれども、インターネットやSNSの普及、こういったところでの国においても取組の進展が見られると。こういった時代の背景に即しての改訂を行うということでもありますので、ぜひネットを活用したパブリックコメントを積極的に行っていただきたいと思うのですけれども、この点の取組はどのようにしていただけますでしょうか。
◎斉田人権担当理事
今回、概要版、それから詳細版、ウェブに掲載いたしますけれども、市民意見募集を実施しているというところを、ホームページのほかに、SNSとかLINEとかツイッターというSNSで幅広く発信していくということをやっていきたいと思っています。
それと、意見提出については、今日お配りしている概要版に添付してあるはがきのほかに、ファクシミリとか郵送でもいただけるのですけれども、同時に電子メールですとか、今回新たな取組として、電子申請システムですとパソコンでもスマートフォンでも、そこから御意見をお寄せいただくということができますので、電子申請システムでも提出いただけるような工夫をいたしております。
◆荻原委員
ぜひ多くの市民の皆様に電子申請システムを御活用いただきたいと思うところでございます。
そこで、インターネットやSNSを非常によく御活用されている年齢の皆さんにも、広くこういったパブリックコメントが行われていますということを周知していただけたらありがたいと思っております。ぜひ大学生、それから高校生、中学生、それから今回この改訂の主なポイントの2番のところにも、ヤングケアラー等をめぐる状況や子どもの権利条約の理念を具現化する取組というところで、広く子どもの皆さんもよくこの人権について広く知っていただくよい機会にもなるのではないかと思いますし、ぜひ子どもの皆さんの御意見も募っていただきたいと思うところでございますが、こういった教育施設における周知とか、若い皆さんへのパブリックコメントの周知等については、どのように御検討いただいておりますでしょうか。
◎石内市民局長
今、委員御指摘のように、関係する教育委員会ですとか、あるいはこども青少年局、それから政策局の大学調整課等とも連携しながら、この意見募集に関する情報提供、広報には努めてまいります。
◆荻原委員
ぜひ人権教育のすばらしい機会になるのではないかと思いますので、ぜひ積極的に若い皆様への御周知をお願いいたします。
△東京2020オリンピック・パラリンピックについて
○安西委員長
次に、東京2020オリンピック・パラリンピックについてを議題に供します。
当局の報告を求めます。
◎石内市民局長
それでは、東京2020オリンピック・パラリンピックにつきまして、横浜市に関連の深い項目をかいつまんで御説明いたします。
お手元の資料1、大会基本情報、まず(3)本会開催競技・実績についてです。
ア、ソフトボール競技及びイ、野球競技では、横浜スタジアムにおきまして、両競技の日本代表チームがそろって金メダルを獲得いたしました。
裏面、2ページを御覧ください。
ウ、サッカー競技では、表の下に米印で記載しておりますけれども、横浜国際総合競技場におきまして、男子・女子両方の決勝が行われました。このことによって、2002年のFIFAワールドカップの決勝、それから2019年のラグビーワールドカップの決勝と併せて、世界3大スポーツイベントの決勝が開催された世界で最初の会場ということになっております。
少し飛ばして、2、新型コロナウイルス感染症対策です。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、一部の競技会場を除きまして、感染拡大の防止等に向けた措置として、無観客で開催されました。
(1)主な対策です。国や大会組織委員会が定めた主な新型コロナウイルス感染症対策は表に記載のとおりとなっております。
3ページを御覧ください。
(2)無観客の決定を受けて中止した本市事業です。大変残念ではありましたけれども、頑張って準備をしていただいた都市ボランティアの皆様の活動を全て中止したほか、暑さ対策案内デスク設置などの事業も中止いたしました。
3、大会運営支援。
(1)大会運営本部です。大会運営に必要な都市情報や危機事案等の情報を集約し、大会組織委員会や大会警戒本部、神奈川県等との情報共有や連絡調整を行うため、競技開催日には両会場の近隣に大会運営本部を設置し、運営体制を整えました。
裏面、4ページを御覧ください。
(2)交通規制です。3行目に記載がございます。結果的には無観客試合となったため、当初予定していた規制区域が大幅に縮小され、選手、大会関係者専用として利用する部分のみの規制となりました。約1か月間の規制となりましたが、大きな混乱もなく終了いたしました。
5ページを御覧ください。
(3)交通輸送、ア、市営バスの迂回について。横浜スタジアム周辺の交通規制に伴いまして、市営バスは7月11日から8月9日までの約1か月間、迂回ルートを運行し、当該期間は一部バス停の位置も変更いたしました。
(4)警備でございます。大会組織委員会が競技会場内及び会場周辺に警備員を配置し、神奈川県警察と連携しながら実施しております。
裏面、6ページを御覧ください。
(5)危機管理・医療救護、ア、危機管理についてです。競技会場及び会場周辺等で危機事案が発生した場合に、迅速・的確な対応を行い、大会関係者や市民の皆様の安全を確保するため、全庁的に危機管理体制を確立して対応してまいりました。
イ、医療救護についてです。競技会場や練習会場、それから宿泊先など、市内で大会関係者から傷病者が発生した場合についても、地域医療への影響が出ないよう、市内の複数の医療機関に御協力いただき、オール横浜で対応する体制を確立しました。また、両会場の医療責任者や、会場内の大会関係者用医務室に従事する医療スタッフについて、市内の医療機関からの派遣に関する調整を行いました。
4、都市ボランティアです。
競技会場周辺における案内、美化推進の活動などを予定していた都市ボランティアの皆様には、募集から大会直前まで約3年にわたりまして、研修等にも御参加いただき、準備を進めていただきました。本当にありがとうございました。
ライブサイト・パブリックビューイングは中止、それからコロナ禍で本番も無観客の開催となったために、残念ながら、大会期間中の活動はなくなりました。しかしながら、来月、10月にはボランティアの皆様の感謝会を実施し、これまでの準備への御礼、それから今後のボランティア活動情報等をお伝えしたいと考えております。
7ページを御覧ください。
5、機運醸成。
(1)都市装飾ですが、横浜赤レンガパークにオリンピックシンボルを活用したモニュメントを設置しました。資料の写真にもありますけれども、左側の飛鳥をバックにした写真の手前に映っているのが、そのモニュメントでございます。
(2)神奈川県横浜市ゆかりの選手の壮行会ですが、東京2020大会に出場が内定していた神奈川県及び横浜市にゆかりのある選手やオリンピアン・パラリンピアンが出演する壮行会をオンラインで開催しました。
裏面、8ページを御覧ください。
(3)その他の取組で、ア、横浜版ウェルカムガイドブックとして、横浜市にゆかりのある日本代表選手の情報や、横浜市内の開催競技情報などを掲載したガイドブックを発行いたしました。
9ページを御覧ください。
6、事前キャンプです。
英国、それからアフリカのボツワナ共和国及びチュニジア共和国のオリンピック代表チーム、並びに英国とボツワナ共和国のパラリンピック代表チームの事前キャンプを受け入れました。また、この機会を捉えまして、オンライン交流会をはじめとした様々な取組を行いました。さらに、日本体育大学がスポーツ庁からの委託を受けて実施する戦略的二国間スポーツ国際貢献事業において、パラリンピックに向けた9か国の事前キャンプの受入れを横浜市がサポートしました。
コロナ感染対策を徹底して行い、事前キャンプ中に各選手からの新型コロナウイルス感染症陽性者は発生しませんでした。
ページをおめくりいただいて、12ページを御覧ください。
(4)交流です。ア、英国について、練習会場である横浜国際プール近隣のオリンピック・パラリンピック教育推進校の協力で、水泳代表チームへ応援メッセージを書いた旗を贈呈しました。また、競泳代表選手と北山田小学校、牛久保小学校の児童とのオンラインでの交流、東山田小学校の校庭から児童の応援コールによる選手村への移動日のお見送りのほか、つづきジュニア編集局及びMMジュニア編集局の記者による水泳代表チームキャンプディレクターへのオンライン取材を行いました。
続いて、イ、ボツワナ共和国です。練習会場である武相中学・高等学校近隣の保育園児が、代表チームの選手に向けた応援メッセージの作品を作成し、宿泊施設に展示、また、ボツワナと交流のある茅ケ崎小学校の児童等が作成した応援メッセージの展示や、選手への応援メッセージ動画を放映したほか、代表選手団及びボツワナ臨時代理大使とのオンライン交流、凱旋した選手たちと子どもたちとの事後交流なども行いました。
13ページを御覧ください。
チュニジア共和国、先ほどのボツワナと同じく武相中学・高等学校近隣の保育園児が、代表チームの選手に向けた応援メッセージの作品を作成し、宿泊施設に展示しました。また、チュニジアと交流のある白幡小学校の児童等が作成した応援メッセージ動画を放映したほか、代表選手団及びチュニジア大使とのオンライン交流を実施しました。
裏面、14ページを御覧ください。
7、オリンピック聖火リレーです。
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、県内の公道走行は中止となりました。それに代わる点火セレモニーと、聖火の到着を祝うセレブレーションが、6月30日に横浜赤レンガ倉庫で行われました。いずれも聖火ランナーとその御家族等の関係者のみで実施され、その様子はオンライン配信されております。
飛ばしまして、続いて、8、パラリンピック聖火フェスティバル横浜市採火式・パラリンピアントークセッションです。8月13日に開港広場公園前にて、日本の近代化の象徴であるガス灯から採火を行いました。この採火の様子とパラリンピアンによるトークセッションをオンラインで配信いたしました。
報告資料の御説明はかいつまんで簡単となりますが、以上となります。
東京2020オリンピック・パラリンピック大会につきましては、野球、ソフトボールの競技会場として2016年に横浜スタジアムが、それからサッカーの競技会場として2018年に横浜国際総合競技場が、それぞれ決定して以来、開催都市としての準備を着実に進めてまいりました。この間、今日に至るまで、市会議員の皆様方をはじめ、関係団体や企業の皆様、そして市民の皆様に多大なる御理解を賜り、無事大会を成功裏に終えることができました。とりわけ東京2020オリンピック・パラリンピックを成功させる横浜市会議員の会の皆さん方、そして事前キャンプの実施に際しましては、日本アフリカ友好横浜市会議員連盟の皆様方には、多大なる御支援、御尽力を賜りました。改めまして心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
報告は以上となります。
○安西委員長
報告が終わりましたので、質疑に入ります。
◆荻原委員
1点だけでございますが、パラリンピック、大変貴重な経験、体験をしたと思っております。インクルーシブスポーツとも言われますけれども、障害の有無にかかわらず、様々なタイプのスポーツを楽しんでいくということの大切さというものを、私もパラリンピックを通じて改めて感じたところでございます。今後、市民局として、このパラリンピックの体験を通じて、例えば各地区センターとか、スポーツセンターとか、健康福祉局ではより身近なところで、各地域で障害者スポーツ、インクルーシブスポーツ、これができるように取り組んでいきたいということを伺っているところですけれども、市民局として連携を取れるところはどういったところがあるのか、そういったところも含めて今後の取組についてお聞かせいただけたらありがたいと思います。
◎石内市民局長
委員おっしゃられましたように、障害者スポーツの振興に関しましては、今までも健康福祉局と連携しながら取り組んできております。今、委員がおっしゃられたインクルーシブスポーツという言葉で、やっぱり障害者スポーツ振興というと、どうしても障害者の人がスポーツをやる場みたいなイメージがあるのですけれども、もっと広い意味で、健常者の人も一緒になってやるというインクルーシブスポーツという概念で、健康福祉局とも連携しながら、引き続きやっていきたいと思いますし、既に各スポーツセンターなんかでもスポーツ推進委員と連携しながら、ボッチャみたいなことの普及もやっています。障害者スポーツよりもう少し広い概念の、そういうインクルーシブスポーツということでの活動強化に努めていきたいと考えております。
◆荻原委員
地域に身近なところでインクルーシブスポーツを行うことができるように、ぜひ市民局としても積極的に取り組んでいただきたいと要望いたします。よろしくお願いいたします。