横浜市議会議員 おぎわら隆宏

 

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地方政府の多様化を進める議員連盟 勉強会

2011年12月16日 金曜日

14日、地方政府の多様化を進める議員連盟(以下、多様化議連)の勉強会を開催。

約60名の皆様にお集まりいただきました。

北九州や京都からも、議員だけでなく行政職員、一般の方々まで様々な方々にご参加頂きました。

講師の外山公美日大教授は熱のこもったお話ぶりで、米国における行政管理官制、委員会制、シティマネージャー制、タウンミーティング制等の多様な自治制度を分り易くご説明いただきました。

また、今回は時間が足りずお聞き出来なかったカナダの自治制度についても、日本の自治多様化に向けては参考になるとのことで、また機会を頂きましてご講義を頂ければありがたいと思っています。

日本の自治法は、町村に限って二元代表制のほかに総会制も選択可能としていることで、厳密には画一的ではないとのお話がありました。

八丈島では総会を選択した実例があり、王滝村では2005年に財政難から議会費の削減を目指し、議会を無くして総会制度を導入しようとした経緯があるが、現在は総会制度を選択している自治体はなく、全国の町村すべて同じ制度を「採用」している状況です。

この総会制度は、明治憲法下の昔からある制度が今に残存しているとのこと。

どの制度を「採用」するか、町村だけでなく政令市から一般市まで含め、住民投票によって決定できることが、多様化議連の目指すところ。

現在我が国は拘束力を持つ住民投票の制定すらまだ足踏みをしている状況にありますから、がんばらないといけません。

直接民主主義と議会制民主主義のコラボ・融合の実例は諸外国にたくさんあり、むしろこれが主流で、日本の自治は世界から多くを学ばなければなりませんし、むしろ、この融合作業こそ民主主義のバージョンアップのためには欠かせない作業であると思います。

日本もこの作業から逃げてはいけない。

今後共、議連に対しますご理解ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。