無所属 衆議院候補 おぎわら隆宏

 

これまでの活動

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平成20年 都市経営・行政運営調整委員会

△平成20年 都市経営・行政運営調整委員会

◆(荻原委員)
 私の伝え方が下手だったと思いますが、900円に変更してどういう事業をやろうとされておられるのかという趣旨で資料請求させていただきましたが、この中でどれに当たるのですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 資料の番号で申し上げますと26番の樹林地買収への影響、優先順位の考え方、さまざまな工夫の内容の項目になろうかと思います。

◆(荻原委員)
 私が意図した趣旨としては、施策事業が羅列してあって、これが幾ら、これが幾らというようなものだったので、もし資料が作成可能であれば、再度お願いしたいと思います。

◎(大場行政運営調整局長)
 大変恐縮ですが、今の段階でこちらに記載した表現レベルのみになっておりますが、例えば①なども今国と調整しておって、極力国庫補助の額をふやすことによって一般財源の負担額を減らせないか、調整している最中でございますので、きょう、あすの時点でお示しすることは厳しいかと思います。そういう意味では、全体の予算編成の中で①②の事業の展開の仕方をお示しできるようにしていきたいと思いますが、少しお時間をちょうだいしたいと考えております。

◆(荻原委員)
 以前お示しいただいていた38億円、32億円の内訳、ああいう形でも今決まってないということですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 あの段階をベースにしながら、①②あるいは全体で樹林地の買い取り等をきちんと実施していこうという段階で今調整を進めております。樹林地の買収等はきちんと予定どおりやる上で、その他の事業について執行上の工夫を精いっぱい図りつつあるところでございます。今、あの表で今回の900円ベース、24億円ベースをお示しする段階には至っておりません。

◆(荻原委員)
 もう一つ、資料要求で現下の経済状況をどのように市長が御判断されて議会への提出に至ったのかということでしたが、どの資料に当たるのですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 資料1の本市内の経済状況について、これらを総合的に判断させていただきました。

◆(荻原委員)
 私の伝え方が悪かったと思うのですが、市長のお考えを知りたかった。市長がここにおられないので、御答弁されたように、いろいろと厳しい中での決断だったということだったのですか、決断の中身を知りたい。どういう覚悟でどういう決断、どういう思考プロセスでそうなったのか伺いたい。

◎(大場行政運営調整局長)
 その点については、本会議でも市長からお答え申し上げていますが、私どもも、きょうお示しした横浜市の景況動向調査や原油高についての最近の状況であるとか、雇用情勢の視点から経済情勢について認識をさせていただき、一方で前々からお話ししているとおり、みどりアップ事業について喫緊の課題である、一日も早く取り組んでいきたい。厳しい財政状況も反映して、ぜひとも今回御提案し、またゴーサインをいただきたい、こういう意味で御判断させていただいたものです。

◆(荻原委員)
 きょう12月8日で、市民の皆さんの負託をいただいて、ちょうど1年と8カ月たったのですが、まだまだ私、未熟者でございますから、ぜひわかるように御説明をいただきたいのですが、多くの若者たち、若者たちに限らず雇用がなくなっていく、内定も取り消される。さらに年を越せるか越せないか、そういう経済状況。きょう提出いただいた各指標もとても順調でいい数字とは思えない。これはわかったと、これは悪い数字だと認識していると、そのように市長がおっしゃるのは当たり前のことであって、それをさらにどうそしゃくして、市民の皆さんにさらなる負担をお願いするのか、我々もどう説明すればいいのか、そういうことをお伺いしているのです。

◎(大場行政運営調整局長)
 これは本会議でも出ました。きょうの資料には直接は入っていないかもしれませんが、毎年度の予算編成、特に平成21年度の予算編成に向けては、例年行っているような市長の留保財源も今回なしで、各局ぎりぎりのところで予算編成してもらっている。そういう中で年々義務的な経費が増加してきているという意味で、非常に政策的経費で使える部分が先細り感が出てきている。その中でも政策的といって、それが全部フリーで判断できるかというと、いろいろ各団体、各会計への繰出金であるとか、やや義務的な要素も政策的と言われる部分の中に入っておりますので、みどり施策をきちんと今後とも毎年安定的に予算編成の中で賄っていけるという見通しが非常に厳しくなった。そういう意味でぜひ大きな重要課題である今回のみどりアップ事業について、別途市民の皆さんに薄く広く御負担いただけないか、安定的な財源をぜひ確保していきたいと、私どもとしては整理させていただいているところでございます。

◆(荻原委員)
 局長のおっしゃっておられることは、この委員会で何度か御説明いただいた範疇を超えておられないと思うのです。みどりアップ政策はみんないいとおっしゃる、これが本当に実現できたらいいね、市民の皆さんもそう思われている。問題はその財源をどうしようかという議論なのです。さらに新しい負担ということであれば、その内容はきちんとされているのか、本当に横浜市にとっていいように使っていただけるのかということを当然市民の皆さんは思う。今回900円になってどういう事業をするかは、これから決めさせていただくということです。現時点で出てこないわけですから、その点はどうですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 私の説明が不十分だったかもしれませんが、900円で今回税収規模としては24億円になりますが、これまで環境創造局の常任委員会で御審議いただいてきた横浜みどりアップ計画の新規・拡充施策の根幹はきちんと進めていこう、根幹を崩さず、掲げられた各事業については続けていこう。ただ、そういう中でも全体の事業費に比べれば税収として8億円ほどの減になりますから、先ほど申し上げた執行上の工夫や事業によって少し後年度へ先送りするとか、そういう調整をさせていただこうと思いますが、事業の全体はきちんとこなしていきたいということで、ぜひ御理解いただきたいと思います。

◆(荻原委員)
 根幹という言葉がたくさん出てきますが、それはどういう事業ですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 資料26番に記載してありますとおり、根幹というのは、みどりのアップに直接つながっていく事業ということで、例えば樹林地の買い取り、農地保全、緑化の推進、これらについてはまず優先的に当初計画していた事業を進めていこう。その上で、その他の事業については可能な範囲、執行方法の工夫等、財源の調整等させていただきたいと申し上げております。

◆(荻原委員)
 おっしゃりたいことは私なりにそしゃくしたいと思いますけれども、しっかりと24億円の内訳が出ていない今この時点で、900円のさらなる負担を市民にお願いするというのは、どういうことなのかと率直に思います。市長答弁の趣旨は、市会で御議論をいただき、議決をいただければ、多くの市民の皆様に御理解いただけるように、我々として誠心誠意取り組んでまいりたいと考えておりますとあったと思います。完全に逆だと思います。まず市民の皆さんの御理解があって、それを受けて我々議会が議論をさらに深めて、市民の皆さんの思いを受けて議論していく、そして事業を決定していく。これが議会制民主主義だと思います。まずはお金を市民の皆さんからいただくことを決めてくれと、その後、細かいことは我々のほうで決めると、そういうことになりませんか。

◎(大場行政運営調整局長)
 今荻原委員がおっしゃられた部分が、市長に対する質問の後のお答えでそういう表現を使ったか、すぐ出ませんが、私が今伺っていて感じたのは、今回のみどり税の条例が議決された後、私ども年明けから市民の皆さん、あるいは法人の皆さんにも、軽減策等についても議会でお決めいただいた後は、きちんとまずお伝えしていく。ここはしっかりとやっていきたいと思っております。私の取り違いかもしれませんが、そういう理解で、そのような答弁を申し上げたのではないかと感じております。

◆(荻原委員)
 我が会派の横溝議員の8月のアンケート等の市民意見募集の結果を受けて、市民の理解と納得が十分得られていると考えておられますかという質問の後の答弁内容です。私、どうしてそこにポイントを置いて御質問させていただいているかと申しますと、以前、質問させていただいた議会での議決というところが、もっとしっかりと皆様のお考えを確認させていただきたい。横浜市の立派な条例なのです。重要な事業の計画決定に関しては、議会の議決を得る。法治国家、そのもとの自治体ですから条例である以上、その条例に対する解釈をもっとしっかりとお伝えしていただきたい。どうしてこのみどり税は、議会において、その使途を定める計画について議決を経ないで成立ができるのですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 今回の横浜みどり税についても、みどりアップ計画事業自体についても、私ども中期計画の中に掲げて、平成18年12月に市会の全員協議会等の議論を踏まえて策定し、我々としてはこれにのっとって今粛々と進めてきたものであります。また中期計画のもとになっているものは長期ビジョンで、これは議会の御議決をいただき、ここまで進んできておりますので、そういうベースにのっとった上での条例の提案ということで御理解いただきたいと思います。

◆(荻原委員)
 みどりアップ計画の中の事業で、新しい税を使ってやろうとしている事業、私がこの条例に適用されるべき重要事業という部分は、新税を課す部分です。新税を課す部分においては個別に考えて、議会においてきちんと議決を経るべきだ、それだけ重要な事業だから市民の皆さんお願いしますということを自治体最高意思決定機関の議会で決めて、オーソライズして市民の皆さんにお願いすべきではないか、議会制民主主義の国として、その自治体として申し上げているのです。それはどのように思われますか。

◎(大場行政運営調整局長)
 長期ビジョンあるいは中期計画にのっとって、私どもとしてはここまで環境創造局と一緒に取り組みをし、政策の内容を固め、そして政策の実現の安定的な財源ということで、外部の有識者の御意見もいただきながら、今回税制案をつくり上げてきましたので、今回の条例の制定で御審議をぜひしていただければと考えております。

◆(荻原委員)
 新しく市民の皆さんに負担を求める事業、局長、これ以上に重要な事業というのはあるのですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 決して今回、税の御負担をいただくことですから、全市民に係ることですし、大きな条例、通常の条例以上に重要な問題だろうという認識は持っております。ただ、他の条例と何をもって比較考量するのか、なかなか難しいと思いますけれども、先ほどお話しした流れの中で、私どもとしては今回議会に条例の制定をお願いしているという段階でございます。

◆(荻原委員)
 阿部副市長、同じ質問になりますけれども、新しく負担を市民の皆さんにお願いする、そうまでしてなし遂げたい事業以上に重要な事業はあるのでしょうか。

◎(阿部副市長)
 今回のみどりアップ計画で税を充てていくべきと考えている事業は、重要な事業であると考えます。ただ、ほかの事業と比べて、ほかの事業を上回ってすべて優先順位が高いのかどうか、例えば生活保護とか基本的な最低限の生活水準を保障するような事業は、もちろん扶助費の中にかなり含まれております。そういった事業と比較考量した上で、重要度の判定の仕方にもよると思いますけれども、果して財源ぎりぎりになった場合、どちらを優先すべきか、今回のみどりアップのほうが優先されるべきという観点での重要度からすると、必ずしもそうでもない、ほかにもっと重要なものはあると思います。
 この点、市長も本会議でも同様の趣旨で答弁されていると思いますけれども、であるからこそ、こういう時代において、横浜市として、緑の保全・創造ということを重要政策として位置づけさせていただいて、その事業の実施については市民から広く薄く御負担いただけないだろうかというのが、今回の提案ということでございます。

◆(荻原委員)
 議会が自治体の運営にとってどういう役割を果たすべきなのかという部分を考えますと、今副市長の答弁の中にもあったと思いますが、ほかの事業と比べて、ほかにも重要な事業がたくさんある。だから比較した場合、必ずしもそれより上にあるということではないけれども、今からやろうとしているみどりアップの一部は新税でお願いしたい。どれだけ重要だと思って皆さん方がこのことに当たろうとしているのかということがわからないのです。市民の皆さんから聞かれて、政治と行政、何をやるかわからないからね、新しく市民負担を、いいことのためには払うよ、だけどちゃんと使ってね、そういうふうにおっしゃってくれる市民の皆さんに、現時点で可決するか、否決するか、そういう時点で、実はまだよく事業の中身がわからないのですと、これは市民の皆さんに説明できない。
 さらに、今御答弁いただいたように、これは横浜市がどうしても、ほかの事業と比べても余りにも重要なので負担をお願いしたいと、そういうケースであるなら市民の皆さんにも堂々と説明できるのではないかと思います。もう一度局長にお願いしたいのですが、条例にある重要事業の計画、今回のみどり新税をもってやろうとしている事業は重要なのですか、重要ではないのですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 一言で申し上げれば重要な課題であります。補足して少しお話しさせていただきますが、先ほど資料26でやや概括的な表現になっておりますけれども、大きく3分野に分けて、資料26の本文にあるとおり、緑の総量アップに直接的な効果があって、当初計画どおり実施していくものを基本に据えて、現時点で内部で整理しておりますが、緑地の保全制度の拡充、安全・明るい森づくり事業など主に9つの事業を基本的に計画どおり進めていきたいと考えております。
 それから、①にあるような事業のスキームの工夫をしていきたいということで、記載の2つの事業を他の国庫補助の財源等をふやして、何とか市民の皆さんの御負担を軽減、そして一般財源の軽減も図ることが2つの事業。その他のもので事業上の工夫を何とかできないかというのが、大ざっぱに事業数だけ申し上げると20ほどの事業があります。この中では執行上の工夫、事業上の工夫を何とかしていきたい。こういう中で超過課税24億円を賄うことによって、緑の総量アップにつなげていきながら、今回の横浜みどりアップ計画の根幹を何とか維持し、進めていきたいと考えております。

◆(荻原委員)
 重要だということで、重要事業を議会で議決を経ない理由は何ですか。

◎(大場行政運営調整局長)
 長期ビジョンあるいは中期計画にのっとって、私どもとしては議決の手続を踏み、ここまで来ております。市民の皆さんの御意見もいろいろな機会に伺いながら、今日まで来ておるということで、議案としてぜひ御審議いただきたいと考えております。

◆(荻原委員)
 非常に残念です。リバイバルプラン、それから基本構想では、横浜みどりアップ計画のどの事業に関して、あるいは買い上げに関しては新税を使わせてくださいということではなかったと思います。新しくつくられたプランです。さらに新しい税を市民の皆さんにお願いしようとしているわけです。その場面で議会の議決ということを、行政の皆さん方が、この条例の趣旨を生かして活用されなかった。このことは極めて私は遺憾だと思いますし、ある意味、議会は何のためにあるのか、相当、自問自答いたしました。税をいただく、いただかないという項目に関しては議会で決めるのだ、王様の言うとおりにはしません。みんなで決めましょうよ、税については。これが議会制民主主義の根幹だと思います。私は、今回の横浜市がやろうとしていることは、それに抵触していると思うのです。もっとしっかりとこういう事業をやりますからと、横浜市にとってこの場所は死活問題です、だけどお金が足りない、だから皆さんお願いします、これが筋だと私は今もそう思っています。それに対してきちんと局長も、副市長も、市長も私にわかるように、まだまだ私もこれから勉強しなければいけないことがたくさんあると思いますが、御説明をいただきたかったということを意見として申し上げて、終わります。