令和元年 建築・都市整備・道路委員会
△現市庁舎街区の事業予定者決定について
◆荻原副委員長
新市庁舎に移動することによって、今の市庁舎周辺で横浜市がお借りしているところから退去して新しいところに移っていくことと思うのですけれども、退去した後、たくさんお部屋があくことになると思うのですが、そのあたりを心配しておりまして、退去した後の状況がどのようになっていくのか。旧市庁舎跡の再開発とともに、周辺の退去した後の埋まりぐあいといいますか、そういうものにどのように貢献することができるのか、その点お伺いしたいと思います。
◎小池都市整備局長
市庁舎の周りの建物に民間ビルに今市役所の事務所があちこち入っているわけですけれども、そのうち具体的な隣の港町民間街区と我々は呼んでいますけれども、道路局とか環境創造局とかが入っている。あるいは教育委員会が入っているあのあたりの街区につきましては、あそこはこのくすのき広場を挟んで反対側ですので、ここのエリア、関内駅周辺地区全体として我々は捉えておりまして、まちづくりに取り組んできています。
その中では、港町民間街区につきましては、再開発事業に取り組んでいこうということで、そのビルをお持ちの方々で今まとまっておりまして、準備組合というものが形成されています。ですから、そこがあいてしまうのだけれども、あの建物は今幾つかに分かれておりますが、全体をまとめて新しい建物に建てかえをして活性化を図っていこうということで取り組まれております。
その他のビルにつきましては、いろいろなビルがございますけれども、向かいのビルなんかもありますが、比較的新しいビルもございますので、そういった中であいたところを埋めていくということで、それぞれのオーナーの方が取り組んでおりますけれども、市としてはここの効果を今、委員御指摘のようにうまく周りに波及していくということが大事ですから、そういったビルオーナーの方に集まっていただいて、グループを組んでいただいております。
今後どうまちづくりを進めていこうかという議論を一緒にしておりますので、そういった中でも横浜市としても支援していきたいと考えております。
◆荻原副委員長
きょう説明をいただいた新しい再整備がどのように周辺の民間のビルの中にいい影響を与えることができるのかという点については、いかがでしょうか。
◎小池都市整備局長
この現市庁舎の跡地につきましては、国際的な産学連携と観光・集客というテーマで取り組んでおりまして、特に産学連携で先ほども説明しましたけれども、イノベーションのオフィスとか、あるいは新産業の創造拠点という、そういった機能も導入されますから、関内地区、このあたりがこれまでの官公庁が中心となったまちとまた違う形で新たに出発するということが今回の跡地利用でお示しできましたので、それがここで具体的に動き出せば、いろいろな方の注目も集まってまいりますから、そういった周りのビルがあいてきたとしても、そういったところとうまく連携をしたり、経済局のほうにも、いろいろこの関内地区については、イノベーションということで取り組んでおりますが、そういった動きをこの拠点がいよいよ決まったということを生かしながら、進めることによって、周りにも波及効果が出せるのかなと考えています。
◆荻原副委員長
再整備によって、波及効果が関内・関外地区の今後の発展のために寄与できるような計画となるように御努力をしていただければありがたいと思います。要望いたします。