横浜市議会議員 おぎわら隆宏

 

市政報告/議事録

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令和2年 建築・都市整備・道路委員会

△IR(統合型リゾート)推進の取り組みについて

◆荻原副委員長
 まず、この方向性についてなのですけれども、より丁寧に林市長はこれまでも市民に説明したいということであったと思います。より丁寧に、しかも正しい情報で市民に行政としては説明をしていただきたいという観点で、幾つかお伺いをしたいと思います。
 まず、この方向性の素案を我々にお示しいただいたのが先週の金曜日ということで、しかも私御説明をしていただいたのが午後4時ぐらいで、その後いろいろ調べようにも調べられないタイミングでございます。なぜこのように遅くなったのか、お伺いします。

◎小池都市整備局長
 常任委員会がきょう、月曜日で、資料の提示が金曜日になったということにつきましては、先ほど申しましたが、ちょっと遅いということで、それについてはおわび申し上げたいと思います。
 ただ、その理由につきましては、先ほども答弁しましたけれども、いろいろな検討作業を9月に補正予算を議決いただきまして、その後進めてきているという中で、検討をしてきたスケジュール感の中でこのタイミングになってきたというところでございます。

◆荻原副委員長
 委員の皆様方にお示しをされたタイミングがこんなぎりぎりになってまでも、このタイミングで出したいと、そういうことなのだと思うのですけれども、しかしそれが本当にきちんと皆さん方が丁寧につくってやったものなのか、それともやっつけ仕事でこれを出してきたのか、そこら辺が私は御説明を金曜日に受けていても、釈然としないものがございました。なぜこんなに急いで我々この議会に出そうと思ったのか、御説明してください。

◎小池都市整備局長
 先ほども答弁しましたけれども、スケジュールについては、作業の進捗状況、日々いろいろな作業が進んでおります。かなりの時間を割いて、場合によっては土日とか夜間も含めて仕事をする中で取り組んでおりまして、そういった中でこういったものがまとまってきております。そういう検討の状況を踏まえて、どういうスケジュール感で議論をしていくかということについては、我々の中でも例えば我々の局だけではなくて、副市長であるとか市長にも説明をし、御意見もいただきながら進めているところでございまして、そういったスケジュール感の中で、先ほど申しましたように、パブリックコメントを例えば市会の常任委員会に節目、節目で説明するということを考えると、そういったところの開催時期のスケジュール感なども踏まえながら、こういったパブリックコメントの期間については設定をしていくということになります。
 その中では、もう少しおくらせないかという議論を我々の中ではしましたが、逆に先ほど言いましたように全体のスケジュールが国のほうで示されている中で、6月には実施方針を出して公募要項もお示ししていきたいと、我々は大きなスケジュールで考えておりますので、その中でこれについてもう少し後に送るということになると、逆に市民の方の御意見をいただく期間が短くなったりとかしてしまう。十分にそれを反映する時間がなくなってしまうということがございまして、決してやっつけ仕事でやってはおりません。中で十分議論をしながらやってきておりますが、ただどうしても市会にお諮りするものとして確定するのが遅くなったというところがございますけれども、そういう状況の中で今回お示しをするということになったものでございます。

◆荻原副委員長
 スケジュール感でどうしてもこのタイミングで出す必要があるということでございますが、ただ6月の実施方針の公表というのはどうやって、どういう理由で決めたのですか。

◎小池都市整備局長
 後ろから追っていくと、国のほうで基本方針の案の中では、区域整備計画の認定申請の期間について、来年の1月から7月末までと既に示されております。これにつきましては、基本方針の案は、当初の予定より少しおくれておりますけれども、大枠のスケジュール感については変更はないと国土交通大臣が記者会見で説明したりもしておりますので、今のところ我々に入っている情報としては、その期間については変更がないと判断をしておりまして、それに間に合うように民間事業者からの提案を受け、それを区域整備計画として横浜市と事業者とでしっかり議論をしてまとめ上げて、その上で議会の議決をいただいて、その申請期間に申請をしていくというスケジュールを考えますと、6月ぐらいには公募要項をお示しをして、事業者の方にも検討いただいて、提案をしていくというスケジュールが必要だろうと考えるところでございます。

◆荻原副委員長
 もう少し6月に実施方針を固めないと、後のスケジュールがだめだというその考えに至った6月以降どういうスケジュール感なのか、教えていただきたいのですが。

◎小池都市整備局長
 その後のスケジュールについては、今ステップということでお話をしたわけですけれども、先ほども御質問がございましたように、市会のどのタイミングで議決を得るのかについても、来年の前半と今我々としてはスケジュールを考えております。その中で、そういったまだ少し幅がありますけれども、そういう中で今RFCなども行いながら、事業者の方とも意見交換をしておりまして、例えば事業者側で作業をするにはどのぐらいの時間が要るのかということも、そういったサウンディングの中を踏まえて我々の中で決めております。ただ、そういう大枠のスケジュール感を落とし込んでいくと、その中で市会の常任委員会にも説明するスケジュールなども考えますと、6月というのが一つの時期としてあるのかなというように判断したところでございます。

◆荻原副委員長
 市会に諮る時期として、来年の前半ということですけれども、区域認定を受ける申請をする時期も約半年あるわけですよね。このタイミングをどのように考えれば、この6月に実施方針を固めなければならないということになるのか、教えてください。

◎小池都市整備局長
 区域整備計画の認定申請については、来年の1月から7月ということですけれども、市会にお諮りするとなると、通常は市会の定例会に議案としてお出しをして、御議論いただくというのが臨時会というやり方もあるかもしれませんが、通常で考えれば、そういった定例会にお示しをしていくということになります。それについては、先ほどみわ委員の質問にもありましたように、来年の第1回定例会になるのか、第2回定例会になるのかというあたりが大きなところかと思いますけれども、そういったところにお諮りするというスケジュールを踏まえて、その前に区域整備計画を事業者につくる。その前には事業者を選ぶ、事業者から提案をすると逆に考えていくと、そのスケジュール感の中で、6月というのも常任委員会のほうにもきちんと報告をしていくというタイミングもございますから、そういった中でそこを考えたというものでございます。

◆荻原副委員長
 第1回定例会と第2回定例会の間もかなり間隔があると思いますし、6月に実施方針を公表しなければならないと、そこまでかたくなに考えた理由を知りたいのですよね。まだまだ幅があるではないですか、その点いかがですか。

◎小池都市整備局長
 先週の市会でも市長が6月というお話をしました。これはあくまで予定という説明をしております。ですから、我々としては6月を予定しているという中で、決して6月にかたくなにこだわるわけではございませんが、日々作業はいろいろ進捗しておりますので、もしかしたら大きく変更することもあるかと思いますが、大きな流れの中ではそういった6月の公表、それでそれに向けたIRの方向性のパブリックコメントという時期を検討して、こういったスケジュールで進めることにしたものでございます。

◆荻原副委員長
 この方向性なのですが、先ほど御答弁の中では、基本計画の基本方針案の中には特に定めはないということだったと思いますけれども、何に基づいてこのパブリックコメントをしようということに至ったか、教えてください。

◎小池都市整備局長
 法に定めがあるのは実施方針と募集要項ということでございます。これだけで募集に入るということは、法制度上は可能なのですが、ただそれでは例えば民間事業者から本当にいい提案をいただくとか、あるいは市民の方にもきちんと御理解をいただいた上で、そういった市民の意見も踏まえて、横浜のIRを取り組んでいくためには、きちんとパブリックコメントをして意見を反映した上で進めたほうがいいだろうと中で議論をして判断をして、今回お示しをしているというところでございます。

◆荻原副委員長
 そのように市民の声を聞こうという姿勢であれば、住民投票をなぜ考えないのか、理由を教えてください。

◎小池都市整備局長
 今回パブリックコメントというのは、IRの是非についてのパブリックコメントということではございません。ですから、横浜市が今IRの実現に向けて取り組んでいく、これは市長も昨年公表したわけですけれども、そういう中でどういったIR、横浜市としての魅力を附加して、方向性をどういう方向へ取り組んでいくのかというものをお示ししたい。そこについて、市民の意見を問いたいというものでございます。
 今、いろいろ言われている住民投票については、IRの是非をそこで諮るべきだということかと思いますので、そういったことについては市長もいろいろなところで申し上げておりますが、横浜市としてはそれをやる考えはないというところでございます。

◆荻原副委員長
 この方向性の素案の中身も、先ほど来から委員からも御指摘があるように、バランスが私も大変問題があると感じております。一体どのような情報を市民の皆様に提供する必要があるのかという点については、メリットの部分とデメリットの部分、これをきちんとバランスよく市民の皆様に御理解いただくということが私は真摯な行政としての姿勢ではないかと思っておりますが、今回お示しをいただいたこの素案の中でも、非常に心躍るような見た目の方向性1、2、3、そして一番裏面の方向性4のところで文字だけの安全・安心対策として書かれてあって、しかもギャンブル依存症というものがどういうものなのか、どういう防犯対策が具体的に必要なのかといったような、なぜ対策が必要なのかという部分の説明は全くないわけですね。負の側面の説明がこの素案の中に全く盛り込まれておりません。
 私はこれは非常に偏った、どうしてもIRを実現したいのだという林市長の気持ちは伝わるかもしれないけれども、正しいIRの姿をこの方向性という素案で市民に伝えられるかどうかというのは、私は大変疑問に思っておりますし、この偏った情報でパブリックコメントをするということも大変問題だと私は思っておりますが、その点について局長の見解を伺います。

◎小池都市整備局長
 IRを実現していく上では、市民の心配されている懸念事項などへの対策について、しっかりと横浜市としては取り組んでいく必要はあると思っております。ただ、例えば依存症で言うと先ほども申しましたように、それぞれ国、県、市、それから事業者の役割があるわけですけれども、特に横浜市として独自に取り組む部分については、今年度実態調査を行っていたり、関係する部局と今検討しているという部分もございますので、そういったものも検討の状況に応じて、こういったところにはさらに反映をしながら、ブラッシュアップをして、偏っているという部分について対策の部分であるとか、そういったところについては、しっかりより書き込んでいけるようにしていきたいと考えております。

◆荻原副委員長
 見開いて左側のページにちょこんとカジノと書いてあって、非常に説明文も短く書いてございますが、その短い説明文もファミリー層等の主動線とは分離された適切な配置計画やデザインとすると、このように書かれておられます。こういった中身の説明を今回のこの方向性の中で書かれた理由は何ですか。

◎小池都市整備局長
 IRについては、先ほども御指摘がございましたように、実際の体験というか、そういったことをした方は少ないという中で、カジノがクローズアップされて、カジノが中心なのではないかという理解をされている方もいらっしゃいます。また、新聞の報道などでは、IRというか、カジノについては、そこを通らないとホテルに行けないとか、そこを通らないといろいろなショッピング施設に行けないとか、全てここに人が集中するような仕組みになっているという報道の記事も載っていたりします。
 実際シンガポールなどでのマリーナ・ベイ・サンズとか、セントーサの例などを見ますと、決してそういうことではなくて、カジノについては、例えばマリーナ・ベイ・サンズであれば地下に入り口があって、そこを通らないとホテルに行けないとか、商業施設に行けないとか、そういうことになっておりません。それから、セントーサについても同様でございます。逆に高校生などが日本からも修学旅行で行ったり、そういうような非常に安心して楽しめる施設になっておりまして、横浜市としてもぜひそういうものにしていきたいという意思がございますので、そういったところでそういう誤解がないように、この部分については記載をしたというところでございます。

◆荻原副委員長
 今、横浜市としてそうしたいという意思があるという御答弁でしたけれども、これはまだこのようになると決定されたものではないということでよろしいですか。

◎小池都市整備局長
 具体的には、これから先ほど来申しましたように、この基本的な考え方、それから実施方針、公募要項を固めていきますので、例えばこういう提案を求めたいということをそういったところに書き込んで提案を求めていくと、その中でそういう我々が求めた水準に照らして、事業者の提案を審査し、選んでいくと、そういう過程の中で実現をしていきたいと考えています。

◆荻原副委員長
 それでは、必ずしもこうはならないということでよろしいですか。

◎天下谷IR推進室長
 我々としては、先ほど局長が言いましたように、シンガポールのようなIRを目指していきたいということがありますので、こういったことを実施方針、あるいは募集要項等に明記していきたいと思っています。

◆荻原副委員長
 それでは、このデザインとすると断定するのはよくないのではないですか。する予定であるとか、必ずしもそうなるものでないということを正しい情報として明記するべきだと思うのですけれども、いかがでしょうか。

◎小池都市整備局長
 1つの御意見として、委員からきょうそういう御指摘がございましたから、我々は今後このパブリックコメントを行いながら、この素案を固めていく中で、今、委員が御指摘した趣旨を踏まえて、我々の中でどういうふうに対応していくのか検討したいと思います。

◆荻原副委員長
 正しい情報で市民の皆様にパブリックコメントをいただくという姿勢をしっかり持っていただきたいと思うのです。その上での指摘でございます。
 そういう意味でも、先ほど来からまたお話がある数字の部分です。これは私もそのように感じました。全く数字が素案の中にあらわれてこないのはなぜだろうと、市民説明会では出しているのにここでは出していない。そして、パブリックコメントの時期が重なるという矛盾も私も感じます。
 その中にあって、先ほどの室長の御説明では、もしかしたらこの数字が変動する可能性があるから載せてないのだと私は聞こえたのですけれども、そういう理解でよろしいですか。

◎天下谷IR推進室長
 変更というよりは、より精度を上げていくという形で、違った数字が出てくる可能性もあるという意味でお話をいたしました。

◆荻原副委員長
 そこが不思議なのですね。なぜ精度がきちんと高まった段階で市民説明会が終わっていないのにこのパブリックコメントをやろうとしないのですか、これは局長の見解を伺います。

◎小池都市整備局長
 そこの部分については、段階的に進めるというやり方もあろうかと思いますけれども、先ほど来スケジュールの説明をしていますように、我々としては大きなスケジュール感の中でパブリックコメントについても必要な期間をとってやっていきたいということを落とし込んでいったときに、どうしてもその部分については重なってしまうというところになってまいります。そこについては、説明会の中でも後半の区というか、3月6日から行いますと、その後に行う市民説明会では、こういったことが行われている中での説明会になりますから、説明の仕方についてもこういったことが行われているということを説明の中に取り入れるとか、そのあたりの混乱がないような対応は検討していきたいと考えております。

◆荻原副委員長
 そうすると、今後市民説明会においては、先ほど28ページの数字については変更する可能性があるということで言及していただけるということでよろしいですか。

◎小池都市整備局長
 きょうのやりとりの中で、今、IR推進室長のほうからそういう可能性があるというお答えをしましたが、説明会の中で市長が説明をする時間、全体の中でそのボリュームというのがございます。その中でどこまで細かいところを説明できるかについては、前回も常任委員会の中でも必要なところは全て説明すべきだという委員からの御意見もございましたが、我々としては説明のボリュームの中で、どこまできょうの御意見を反映できるのかについて、今後検討したいと思います。

◆荻原副委員長
 これは非常に大事なことだと思いますので、変更の可能性のある数字については、きちんと市民に正しい情報をお伝えをする、提供するという意味で、きちんとそれは言及していただきたいのですけれども。

◎天下谷IR推進室長
 市民説明会の中でも、この経済波及効果、あるいは増収効果については、今事業者からいただいている提案の中には、施設の規模とか考え方とか、そういうものによって幅がありますという説明をきちんとしております。さらに、こういったものをIR事業を進めていく中で、区域整備計画までにはこちらを明らかにすると、そういうこともお話しして市民のほうに説明しておりますので、我々が今考えている考え方は、ちゃんと市民に説明されているものと考えています。

◆荻原副委員長
 その幅が変更する可能性があるから、この素案に載せてないのですよね。いかがですか。

◎天下谷IR推進室長
 まだ実施方針の骨子案に関しましては、これから常任委員会のほうにお示しするために、我々の中で今の行っているRFC、あるいは独自の調査の検討の中で、そちらのほうを固めていきたいと思っておりますが、そういう実施方針でどういう形でお出しできるのか、今まだ定まっていないところがあるので、先ほど数字に変更があるという言い方をしたのかもしれませんけれども、そういった意味合いではなくて、基本的には実施方針でのお示しの仕方がまだ定まっていないので、今回の方向性の中では方向性と考え方をお示ししたいということで、数字のほうは載せていないという、そういう説明の中でしたものでございます。

◆荻原副委員長
 今の説明をきちんとこれからの市民説明会でしていただきたいと思うのですが、これは副市長、見解を伺います。御説明されるでしょうか。

◎平原副市長
 今いろいろな作業が同時に動いていて、今事業者からのヒアリングも行っておりますが、最終的にこの基本法、IRの方向性、これは6月に実施方針とセットできちっとした形で公表を差し上げるということでございます。
 今、市民説明会ではこの28ページの数字を使って説明しておりますけれども、先ほど室長が申し上げましたとおり、この数字の精度はどんどん上がっていくとは思いますし、6月に方向性、実施方針を示す時点では、さらに精度は上がっているし、区域整備計画をつくるときには細かい数字になっていると思います。ですから、3月いっぱいの説明会で28ページ以外の数字を使えるかというと、なかなか難しいなと今考えております。3月いっぱいの説明会は幅があるのだと、これからどんどん精度が上がって、それは節目、節目に説明をしていきますよということは、今でも私の口から説明をしていますから、特に大きなそごがないのだろうと私は考えております。

◆荻原副委員長
 その数字の精度というのは、上がることもあるし、下がることもあるしということでよろしいですか。

◎平原副市長
 精度というのは普通上げていくものだと思います。

◆荻原副委員長
 そんなことはないと思います。下がることもあるのではないですか、お答えください。

◎平原副市長
 上げていくように努力します。

◆荻原副委員長
 努力はそれは行政の皆さんがされることだと思いますけれども、市民に正しい情報を御提供いただきたいのです。それだけですから、なので、精度を上げていくというそのことの意味が今まで示されてきた820億円から1200億円という我々の増収効果がそれがもっと上がるのか、それとも下がっていくのか、その点はどうですか、その精度の意味するところ。

◎平原副市長
 この数字は、これは説明会で私は明確に言っています。複数の事業者からお話を聞いて、それはそれぞれの事業者ごとにそれぞれの構成する施設の構成、それから規模が全部違うので、これだけの幅が出ていますという説明をしています。これは実施方針、区域整備計画をつくっていく段階でどんどん事業者が絞られていくわけですから、細かい数字をお示しすることができますというお話をしています。
 今、委員のお話は数字が上がるのかという意味合いなのでしょうか。私はこの数字の幅がもうちょっと狭まってきて、もう少し具体的な数字をお示しできるのではないかという意味で、精度を上げていきますというお話をしております。

◆荻原副委員長
 820億円から1200億円のこの幅がどんどん縮まっていくという理解でよろしいですか。

◎平原副市長
 理想的にはそうだと思いますけれども、このRFCの段階では相変わらず複数の事業者からお話を聞いておりますから、ただ幅についてはどうかあれですけれども、もう少し数字そのものに精度が出てくる幅になってくると思っています。

◆荻原副委員長
 最後にしますけれども、820億円から1200億円の間だけでなく、もっと広いレンジでこの幅は縮まるにせよ、この幅自体が例えば最低ラインが820億円以下になることもあり得るという理解でよろしいですか。

◎平原副市長
 今まさに2回目のサウンディングをやっていますので、それの結果を見ないと何とも言えません。

◆荻原副委員長
 次に、第135号議案でございますけれども、まずこの委員会の設置の根拠というのは何かIR整備法、あるいは基本方針案なりに記入されているものなのか、まず確認をいたします。

◎天下谷IR推進室長
 国の基本方針案におきまして、応募者から提出された提案書類の審査において、公平かつ公正な審査を行うために、有識者等により構成される第三者委員会を設置する等、適切な民間事業者の選定体制を構築する必要があると国の基本方針のほうには書かれておりまして、より透明性、公平性を担保するために、本市としては附属機関を設置することとしたものでございます。

◆荻原副委員長
 第三者委員会という記述ということですよね。この附属機関によって、これは市長への諮問に答える。市長みずからが人選するという意味で、第三者性が担保されるのかどうか、この点はどのようにお考えか、局長の見解を伺います。

◎小池都市整備局長
 今、根拠を委員から御質問ございましたが、もう一つの根拠としましては、地方自治法の規定で執行機関の附属機関として審査、諮問または調査のための機関を置くことができるとされております。これを定めるに当たっては、議会の議決が要ると、条例で定めるということで今回お諮りをしておりまして、通常我々は行政の仕事を進めていく上で、そういう専門家の意見を聞く際に、こういった附属機関の条例を定めて、執行機関の附属機関として行うということになっておりまして、これについては我々の認識としては第三者の委員会ということで、委員に行政の職員も入っておりませんので、そういう認識でございます。

◆荻原副委員長
 この基本方針案で示された第三者委員会等ということで、求める中身なのですけれども、一体どういうことが第三者性を担保するのか、その点はどのようにお考えか。

◎小池都市整備局長
 第三者という意味は、今回の事業については横浜市が公募し、選定するということになりますから、関係する当事者としては行政であり、それからいろいろな民間事業者だったり、関係事業者ということがございますが、そういったものとは離れて、専門家としての立場、有識者としての立場で選定をするという意味での第三者と認識をしております。

◆荻原副委員長
 この委員会のこれも確認でございますけれども、委員の先生方はどなたが選任されるのでしょうか。

◎小池都市整備局長
 先ほども答弁しましたが、委員の候補につきましては、趣旨に基づいて担当課であるIR推進室のほうで候補を選定しまして、最終的には市長がそれを任命するという形になります。

◆荻原副委員長
 市長はIRを横浜に誘致するということに、推進することに今熱心に取り組んでおられる中で、その市長御自身が決定される人選で構成される委員会が本当に国の基本方針案が求める第三者性を担保できるのかどうか、私は非常に疑問に思っているのですけれども、その点は局長の見解はいかがでしょうか。

◎小池都市整備局長
 委員の御指摘の逆に市長が決めるということで、第三者性が保てるのか疑問だというところがどういったところを御心配されているのかが私はわかりかねるのですが、市としては市長をトップに今回このIRの実現ということを目指していくということを表明しておりますので、それに基づいて今回方向性もお示しをして、横浜としてこういうIRを実現していこうと、そのために必要なふさわしい提案、あるいはそのための事業者を選んでいこうということですから、そういった中でこれを審査する有識者を選ぶということで言えば、その中では第三者という国が示している第三者というのも、我々は考えているものであると認識しております。

◆荻原副委員長
 それでは、まず確認事項を一ついたしますが、これまでの間、林市長がIR事業者と一切接触していないと断言できますか。

◎小池都市整備局長
 IR事業者というものの定義が一つありますけれども、いわゆる日本では今カジノを行うというIR事業を行っている事業者というのはありませんので、そういう海外でIRを行っているオペレーターということで言うと、そういった人と市長が接触したということはないと考えています。

◆荻原副委員長
 それはどのように証明できますか。

◎小池都市整備局長
 証明ということで言うと、非常に難しいのですけれども、私が市長とこのIRについてさまざま議論している中で、誰と会ったと、あるいは誰と面会したとか、そういったことは聞いておりませんので、逆にそういうことがあれば、きちんと市長のほうからこういうところと会ったと報告というか、そういう我々への連絡はあると思いますから、そういったことはございませんので、ないと考えているというところでございます。

◆荻原副委員長
 副市長はいかがですか。

◎平原副市長
 今、局長が申し上げましたとおり、IR事業者の定義が大変難しいのですけれども、いわゆるオペレーターのことを指しておっしゃっているのだと解釈してお答えしますと、RFCを始めるときにカジノオペレーター5社と挨拶はいたしました。特に深い話は一切しておりません。

◆荻原副委員長
 その挨拶をされたのは5社一遍にされたのでしょうか。

◎平原副市長
 それぞれ別々でございます。

◆荻原副委員長
 場所はどちらでしょうか。

◎平原副市長
 私の執務室でございます。

◆荻原副委員長
 副市長御自身は、この市長が5社のオペレーターとお会いになられたときに同席されておられましたか。

◎平原副市長
 今お答えしたのは私の話で、市長は一切会っておりません。すみません、ちょっと言葉が足りませんでしたが、私がお会いしています。

◆荻原副委員長
 では、もう一回お伺いしますが、今、局長は市長がもしIR事業者とお会いになられているのであれば、その報告は必ず私にあるだろうと、そういうお答えでしたので、副市長はそういう御報告は市長からなかったですかと、そういう御質問です。

◎平原副市長
 市長からは、特に全くお話ございませんし、市長が面会する相手は私は大体把握できておりますので、その中でもそういう事実はございません。

◆荻原副委員長
 市長と副市長もと伺っているのですけれども、IR事業者と面談される際に、いわゆる職員の皆様がIR事業者と面談される際に必要な申込書、それから記録、これはとっておられるということでございますけれども、林市長と副市長に関しては、その記録はこれまでないと伺っているのですけれども、これはそのとおりでしょうか。

◎平原副市長
 まず、重ねて申し上げますけれども、まず市長は会っていません。明確にお話しいたします。私は会いましたけれども、挨拶、名刺交換だけなので、特に議事録等は作成しておりません。

◆荻原副委員長
 記録は一切ないということでよろしいですね。

◎平原副市長
 ございません。

◆荻原副委員長
 私はこの点も今後はさまざまな議論が本会議でもあったと思いますけれども、必ず必要だと思います。現職の国会議員が逮捕されて、今もなお捜査がこれからどのように展開するかわからない状況にあるわけですから、ゆめゆめ市民の皆様にうそをつくことがあってはなりませんし、疑念を抱かれることがあってはならないわけですから、行政として、その点はきちんと対応していただきたいと思います。
 市長がこれまで記録が一切ないということでございますので、それは局長のお言葉、副市長のお言葉があるにせよ、きちんと文面で証拠として記録が残っていない限り、本当に市長がIR事業者と全く接触していないかどうかということについては、証明ができないということだと思います。その中で、市長がIR事業者の選定を行う委員会の委員を選ぶということができるということが私が問題ではないかと先ほど指摘した点なのです。
 局長はちょっとわかりかねるとおっしゃいましたので、今説明いたしましたけれども、その点を踏まえて局長、もう一度市長が選ばれる委員によってIR事業者が選定されるということについて、第三者性というのは本当に担保されるのかどうか、お考えを伺います。

◎小池都市整備局長
 この第三者というのは、今回有識者、それぞれの専門分野があるわけですけれども、そういう視点に照らして、今回の横浜市が求めるIRというのを考えたときに、どういう基準で選定をして、どういう事業者がふさわしいかということについて審査をいただくというものでございます。ですから、どういうIRを実現するか、どういうふうに目指していくかということについて、きょうも方針を方向性をお示ししておりますけれども、こういったものについては市長のもとに我々都市整備局、IR推進室のほうで検討をして議論をしてつくり上げているというところでございますから、その委員につきましても、候補をそういう視点の中で選んで、最終的には市長に御確認いただいて、任命をしていくということですので、そういう意味での第三者性は保たれていると考えます。

◆荻原副委員長
 先ほど来この素案も私はバランスが保てていない。偏っている。きちんとカジノの附帯するIRのもたらす負の側面も、しっかりと書いてパブリックコメントをするべきだということを指摘いたしました。IR推進室の皆さん方がこれをつくられたということであれば、それは市長がそのようにしたいから、我々は一生懸命IR推進室は頑張るのだと、IRを何としても横浜に誘致するのだという、そういう気持ちであるならば、皆さん方が人選をされるということは、それは既に第三者性を失っているのですよ、皆さん方が決めるのであれば。まして市長はそれを推進するという中心人物ですから、その方が人選される委員会は、私は第三者性はないと思いますけれども、いかがでしょうか。

◎小池都市整備局長
 今回、この第三者という意味は、こういう公募事業において、事業者が提案をして、提案を競って、それをその前に市のほうで選定の審査の基準を出して、それに基づいて競って、その中から最もすぐれたものを選ぶというところでございます。その選ぶ部分について、例えば市長がこの事業者にしなさいとか、そういうことがあるといけませんから、そういう意味で第三者ということにしているわけでございまして、そういうIR全体を進めるということについて、それに基づいて附属機関を決めているわけですので、その部分から市長がそれをかかわっているから、第三者とは違うのではないかということの御指摘は、ここの国の基本方針のいう第三者とは違うのかなと考えます。

◆荻原副委員長
 委員会の運営費は、今度4億円でIR推進費が2020年度予算に含まれておりますけれども、この4億円の中で賄うのでしょうか。

◎天下谷IR推進室長
 委員の報償費、そういったものは今回計上しておりますが、その4億円の中に含まれているものでございます。

◆荻原副委員長
 基本方針はまだ国から出ていないという状況でございます。その基本方針がまだ出ていないけれども、実施方針をつくって、基本方針がつくられた暁に、そことそごがある部分については、変更していくという、そういう御説明だったと思いますけれども、これは実施方針の期限を6月ということで先ほど御説明いただきましたけれども、基本方針はいつ出るかということは、国のほうから伝達されているのでしょうか。

◎小池都市整備局長
 国から正式な伝達はございませんが、我々も報道等で知る範囲でございますけれども、3月ぐらいになるのではないかというふうな報道がされているということを知っているという状況でございます。

◆荻原副委員長
 これが国から出される基本方針が6月以降になる場合には、どのように実施方針を決める時期を定めるのですか。

◎小池都市整備局長
 先ほど私は答弁の中で、基本方針がないと実施方針が定められないと申しましたが、それは後からIR推進室長が訂正したように、基本方針の案の段階でもそれに基づいて実施方針を定めることはできます。ただ、今我々が考えているスケジュールの中では、基本方針が示されて、それに基づいて実施方針を決めていきたいと考えておりまして、基本方針が6月より後になるということは今考えておりませんが、万が一そういうことがあった場合には、ただそうなったときにおしりのスケジュールはどうなるかということにもよろうかと思いますので、そういった全体の状況を見ながら判断をしていくということになります。

◆荻原副委員長
 6月までに基本方針が出なくても、6月に実施方針を固める、公表するということはあり得るということでしょうか。

◎小池都市整備局長
 ないということではないと考えています。

◆荻原副委員長
 委員の人選についてもう一点ですが、本会議でさまざまな委員を経験された方に委員になっていただくという市長の御答弁あったかと思いますけれども、これはどういった委員をされた方を想定されておられるのでしょうか。

◎小池都市整備局長
 こういった例えば国のいろいろな審査会とか、あるいは横浜市でもこれまでこういう審査会、あるいは審議会、あるいはプランを策定したりするときには、こういう会議を設けたりすることがございます。そういう中で、幅広くその分野で最もふさわしい人が選ばれて、そういうほかの委員会でも経験をされていると思いますから、我々が選定するに当たっても、そういった方を候補に挙げて、本当に依頼する前には面会をして、こういう委員会を立ち上げるのだけれども、どうかということも協議をした上で選定をしていきたいと考えております。

◆荻原副委員長
 委員というのは、横浜市の委員会の委員をされた方という理解でよろしいでしょうか。

◎小池都市整備局長
 横浜市だけではなくて、国やほかの都市などの委員というのも我々は考えていきたいと思います。

◆荻原副委員長
 そうすると、これまでIR事業者とかかわりのあった方でその委員をされた方ということも視野に入るということでしょうか、それはないですか。

◎小池都市整備局長
 先ほど委員の選任に当たっては、除斥規定であるとか、それから委員の接触禁止ということも盛り込んでいきますから、そういう選任をする中では、実際選んだ後こういったことで実際審議に加わっていただけないということになると、それは非常にまずいと思いますので、当然そういったことも考慮して選んでまいります。

◆荻原副委員長
 そういうのは面談できちんと見ていくということでよろしいのでしょうか。

◎小池都市整備局長
 そのとおりでございます。

◆荻原副委員長
 これも確認になりますけれども、今回の委員会がIR事業者そのものを選定する委員会になるという理解でよろしいでしょうか。

◎小池都市整備局長
 市長の諮問ということになりますので、市長から諮問をし、提案を出していただいて、その中から優秀な提案を選んでいくという作業をお願いする審査会であると考えております。

◆荻原副委員長
 事業者を選定するということでよろしいですね。

◎小池都市整備局長
 きょうの資料の6にも書いてございますが、所掌事務として民間事業者の選定に関することとございますから、選定を行う委員会でございます。

◆荻原副委員長
 EY新日本有限責任監査法人について、先ほどもみわ委員からも質問があったかと思いますけれども、このEYは今後区域整備計画が策定されるまでずっと横浜市にアドバイスをしていただくとお伺いしておりますが、委員会とこの監査法人はクロスして、どのようなIR区域整備計画にしていこうかという場はないという理解でよろしいでしょうか。

◎天下谷IR推進室長
 先ほどお答えしたのは、この選定委員会の事務、あるいは委員に加わる、あるいは事務局として対応する、そういうことはございませんが、今回EYに関しましては9月で補正予算をいただいて、アドバイザリー支援というのを3カ年で区域整備計画を作成するまでのアドバイザリー支援ということで、債務負担を御議決いただいて、3年までの契約をしておりますので、最終的に事業者が決まった後に区域整備計画をつくっていくというところに関しましては、アドバイザリー支援という業務の中で担当してもらうという状況になっております。

◆荻原副委員長
 そうすると、IR事業者が決定した後は、この委員会とEYは区域整備計画をともにつくっていくという認識でよろしいでしょうか。

◎天下谷IR推進室長
 あくまで選定委員会は選定までをして、公募に応じた事業者の提案を審査して事業者を選定するまでということになっておりまして、それ以降の区域整備計画をつくる作業というのは、選ばれた事業者と横浜市とアドバイザリー支援、あるいは法務支援、そういった形で契約をしている我々のサポートをする外部のスタッフ、そういったものとつくっていくということになりますので、選定委員会はかかわらないということになります。

◆荻原副委員長
 確認ですが、今回のこの委員会はIR事業者の公募、選定が終了したら解散するという認識でよろしいでしょうか。

◎小池都市整備局長
 きょうの議案の資料6にも失効日を書いておりますけれども、IR整備法の9条10項に規定する政令で定める期間の末日限りで効力を失うと書いてあります。これは具体的に言いますと、区域整備計画の申請の期限です。今の基本方針の案で言うと7月の末となっておりますけれども、その日をもって効力を失うということですから、委員会が選んですぐに終わるということではなくて、一応この申請期間の最後の日で終わると決めているところでございます。

◆荻原副委員長
 では、IR事業者の選定が終わった後から区域整備計画を申請するその作業には一切かかわりはないけれども、そこまで失効日が設定されている理由を確認いたします。

◎天下谷IR推進室長
 先ほどの答弁にちょっと補足いたしますと、委員会のほうはあくまで市長の諮問に基づいて、選定者を選定した上で答申をするということになりまして、それを受けて市のほうで事業者を最終決定するということになります。そこから区域整備計画の申請日まで、なぜ委員会が存続するような形に条例案がなっているかといいますと、万が一ということはないのですけれども、いろいろな不測の事態で事業者の再選定を行わなくてはいけないような場合も、そういうことはない事業者をしっかり選んでいきますけれども、そういうこともどのようなことが起きるかわからないという状況の中で、しっかりと対応していくためということで、末日としておりますが、原則としては選定が終わった後の実質的な役割はないということになります。

◆荻原副委員長
 所掌事務の(3)にその他市長が必要と認める事項という部分で、それに当たるのかなと今ちょっと思ったのですが、その他市長が必要と認める事項について、IR事業者が決定してから区域整備計画の申請、失効日に至るまで市長がこれを諮問したいなと思うことがあれば、この委員会に諮問することができるという理解でよろしいですか。

◎小池都市整備局長
 そういったことがあれば、諮問をして御意見をいただくということはあろうかと思います。

◆荻原副委員長
 現時点でどのようなことが考えられるかというのは、先ほどの必要の場合以外を除いて何かありますか。

◎小池都市整備局長
 先ほど室長が申しましたのは、余りないほうがいいというお話でしたが、例えば提案をいただいた後、横浜市と事業者でいろいろ区域整備計画を提案を練ってきます。ですから、その段階で例えばいろいろな提案をいただいた段階と民間事業者の提案内容が変わる可能性もあります。そういったことがあったときに、ある基準を設けてこういう提案でやりたいと提案をしてもらっているわけですけれども、その内容が変わる可能性もありますから、例えばそういったことについて、こういった委員の方の御意見をいただくという場面も、もしかしたらあるかもしれません。そういったときには、もし会議を開いて行う必要があれば、そういった形になるかと思います。

◆荻原副委員長
 その際には、EYがアドバイスをすることは、これは差し支えないという状況、そういう認識でよろしいですか。

◎小池都市整備局長
 事業者の選定そのもの、今の話は区域整備計画の作成作業ですから、それはアドバイザリー契約をして、その委託契約の中で作業をしているわけでございます。ですから、それは構わないというか、一旦附属機関と離れてそれは議論するわけですから、特に問題はないと思います。

◆荻原副委員長
 附属機関と離れてというのは、委員会で市長が諮問して話をするというお答えだと私は思って聞いていたのですが、それは違うということですか。

◎小池都市整備局長
 すみません、説明がちょっとわかりにくくて申しわけありませんが、もし提案をいただいた後に、提案内容を少し変更したいということで、公募条件とかに照らしたときに、それはどうだろうかということがあったときに、選定に携わった附属機関の御意見を再度お伺いしたほうがいいなと判断する場合もあろうかと思います。私が申し上げたのはそういう場合でございまして、そのときに意見を聞くというところと、EYが区域整備計画の作成をしているというところの事務は、我々の中では両方からいろいろ意見をもらいますけれども、直接そのやりとりをするということにはならないのかなと考えております。

◆荻原副委員長
 委員会を第三者性の担保のために設置するという根本の部分も、私はこれまでの市のIR推進に対する取り組みを見て、余りにも前のめりで、先ほども控え室に戻ったら庁内の広報が置かれておりましたけれども、ここには先ほどの820億円から1200億円の数字がそのまま載っていましたね。方向性の素案も前のめりな内容で、私から見ればもっと負の側面を真摯に市民に説明をしていただきたいという思いも強くございます。
 多くの市民の反対されている気持ちに林市長がよくおっしゃっている市民に寄り添うという言葉どおりに実行していただきたいと思いますし、透明性、それから公平性、これには今回のこの委員会の設置に当たっては、私は非常に疑義を感じております。しっかりと民意を酌み取っていただきたいと、IRの整備ありきの市民への説明、これ以上はやめていただきたいというのが私の思いでございます。
 ありがとうございます。以上です。