横浜市議会議員 おぎわら隆宏

 

市政報告/議事録

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令和 4年 こども青少年・教育委員会

△事業概要について

○麓委員長
 それでは、事業概要についてを議題に供します。
 当局の説明を求めます。

◎鯉渕教育長
 令和4年度教育委員会事業概要について御説明いたします。
 お手元にお配りしております令和4年度教育委員会事業概要を御覧ください。

(中略)

 続きまして、右側の12ページを御覧ください。
 7、特別支援教育の推進でございます。本年度予算額は19億9705万8000円で、前年度に対して1億6773万6000円の増となっています。
 まず、5、スクールバス運行事業につきましては、スクールバスコース数を47コースに増やすほか、医療的ケアが必要な児童生徒の福祉車両等による通学支援として、福祉車両台数を20台に増やします。
 次に、6、小・中・義務教育学校等における医療的ケア支援事業につきましては、学校において日常的に医療的ケアが必要な児童生徒に対し、訪問看護師を派遣します。令和4年度は、新たに利用する児童生徒を見込んで、29人に増やします。
 次に、7、特別支援学校における医療的ケア体制整備事業につきましては、多様化する医療ニーズへの対応のため、肢体不自由の特別支援学校6校への看護師配置を35名に拡充します。学校内での人工呼吸器等、高度な医療的ケアの実施に引き続き取り組み、全保護者の付添い解消を目指します。
 次に、8、医療的ケア児・者等支援促進事業につきまして、こども青少年局、健康福祉局、医療局、教育委員会事務局の4局連携で、コーディネーターを担える人材を養成します。

(中略)

 令和4年度事業概要の説明は以上でございます。
 横浜の教育の質の向上に向けて、全力で取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。

○麓委員長
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。

◆荻原委員
 1点だけ、12ページの6の医療的ケア支援事業のところなのですが、こちら括弧書きで、対象となる医療的ケアとして、たんの吸引、導尿、経管栄養ということになっているのですけれども、医療的ケアの根拠となっている医療的ケア支援法においては、自治体において行うべき医療的ケアについては特に制限が設けられていないという認識でおりますが、横浜市がこの3つに限っている理由は何か、教育長に伺います。

◎鯉渕教育長
 3つに限っているという趣旨ではございませんで、順次拡大をしてきております。
 学校でできることというのはある種、制約がございますので、できるだけ拡大したいと思っておりますが、現時点でこの3つプラスもう少しあるのですが、順次そうしたことを対応してまいりたいと考えております。

◆荻原委員
 ぜひお願いいたします。
 この3つに加えて、4番目として教育長が必要と認めるものが、医療的ケアを実施できるものになっていると思います。主治医の先生と、あと保護者の方のニーズをしっかり丁寧に把握していただいて、御対応いただきたいと思います。自治体の責務という形で法が昨年施行になって、本年度から自治体として本格的に対応していかなければならないと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 教育長、何かあれば、お願いいたします。

◎鯉渕教育長
 できるだけしたいという気持ちと、訪問看護師が1人来ている状態で、学校は病院ではございませんので、その辺のせめぎ合い、安全対策。主治医の方とよく相談しながら、やれることを開拓していきたいと考えております。