令和 4年 市会運営委員会
△議題1 陳情審査
○黒川[勝]委員長
それでは、早速議題に入ります。
まず、議題1の陳情審査の(1)陳情第112号を議題といたします。
まず、陳情の要旨等について、局長より説明を願います。なお、説明は着座のままで結構です。
◎屋代議会局長
陳情第112号につきましては、資料1を御覧願います。
件名は、安倍元総理銃撃事件への声明発出及びカルト宗教と政治家の関係断絶を求める件、受理は令和4年8月15日、陳情者は都筑区の小島さんでございます。
陳情の要旨でございますが、項目1、安倍元総理銃撃事件はテロであり、政策や政治への不満を暴力やテロで解決することは許さないと市会が声明を出すこと。項目2、カルト宗教と政治家の関係を断つよう政府に要請することを求めるものでございます。
説明は以上でございます。
○黒川[勝]委員長
説明が終わりましたので、各会派から御意見をお伺いいたします。
(中略)
◆荻原委員
私どもからも、お亡くなりになられました安倍晋三氏に対しまして、心からの弔意を表したいと思います。
暴力やテロで解決を目指すべきではないというこの陳情の趣旨については、異論は全くございません。立憲民主党といたしましては、安倍晋三氏銃撃事件当日の党の声明の中におきましても、暴力を強く否定し、断固たる姿勢で我が国の言論の自由を守っていくということを表明しているところでございます。議会として声明を発するのも一案かと思いますけれども、ここは政党や議員個々の活動を通じながら暴力やテロの非人道性を訴え続けて、言論の自由を守っていきたいと考えております。
したがいまして、陳情項目1につきましては、趣旨に沿い難いと考えております。
また、陳情項目2につきまして、8月23日に、我が党といたしまして、旧統一教会と接点のある議員の有無を調査いたしまして、公表させていただいたところでございます。社会的に問題のあるカルト宗教団体との関係についての政治家の行動につきましては、第一義的には政党や議員個々の判断によって律せられるべきものでありまして、政党が責任を持って社会的に問題のあるいかなる団体とも関係を断固絶つことに関して、党所属議員の指導を行うべきものと考えております。
したがいまして、この陳情項目2につきましても、趣旨について沿い難いと考えております。
(中略)
○黒川[勝]委員長
ただいま各会派から意見表明がありましたので採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、採決いたします。
採決の方法は挙手といたします。
本件について、趣旨に沿うとすることに賛成の方の挙手を求めます。
(挙手)
挙手少数。よって、陳情第112号については趣旨に沿い難いと決定いたします。
ただいま陳情第112号について結論を得ましたので、陳情審査報告書を議長宛てに提出させていただきます。