横浜市議会議員 おぎわら隆宏

 

市政報告/議事録

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令和 4年 基本計画特別委員会こども青少年・教育分科会

△市第59号議案(関係部分)の審査

○麓主査
 それでは、教育委員会関係の審査に入ります。
 なお、飛沫拡散防止の観点から、当局からの発言に際しては着座のままで結構です。
 市第59号議案(関係部分)を議題に供します。
   市第59号議案 横浜市中期計画2022~2025の策定(関係部分)
 当局の説明を求めます。

◎鯉渕教育長
 それでは、お手元の横浜市中期計画2022~2025(原案)(教育委員会事務局抜き刷り版)により、教育委員会事務局に関連する部分について説明いたします。
 1ページをお開きください。
 議決範囲の考え方ですが、議案には中期計画原案のうち方向性や目標等を記載しており、本資料では該当部分を黒い点線で囲んでいます。
 2ページをお開きください。
 本日は、目次に記載した38の政策のうち、教育委員会事務局が主管または関係する政策、施策のうち、指標を掲載している5、6、11、13、28、38を中心に説明いたします。

(中略)

○麓主査
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。

(中略)

◆荻原委員
 1点なんですけれども、主に政策8のスポーツ環境のところで語られているかなと思うんですけれども、ただ、11ページのほうを見ると、いわゆるインクルーシブスポーツですね。これについて、この中期計画を通じて、どのように教育委員会として公立小中学校で展開していただけるかという部分をお伺いします。

◎石川学校教育企画部長
 東京のオリパラのときからオリパラ推進校を中心に、インクルーシブ教育というのはつまりボッチャですとか、そういうことでよろしいですか。オリパラ教育の一環として、障害のある方とともに活動するだとか、ブラインドサッカーですとか、ボッチャですとかということが各学校で実践されるようになってきていることは間違いないです。それを引き続き学校として取り組んでいこう、オリンピックの後でも取り組んでいこうということの流れということはあると思います。
 教育委員会としても、そこについては支援していきたいと考えておりますが、他局、市民局とも相談しながら、協力しながら取り組んでいきたいと考えております。

◆荻原委員
 ぜひよろしくお願いします。ちょっと文章的に、文字として見えなかったものですから、いわゆる障害者スポーツという名称ではありますけれども、まさに障害のあるなしにかかわらず、スポーツに親しめる環境を整備していくと10ページにありますのでね。それはやっぱりどんな人たちも、子供のときから、そういったインクルーシブ社会の姿を実践できる環境というのは非常に大切なことだと思いますので、そこを教育委員会としても取り組んでいただきたいと思います。
 もう一点、スポーツだけにかかわらず、おとといの特別委員会でも言及させていただきましたけれども、特別支援学校で近隣の小学校から児童さんたちが来られて、合唱を体育館で歌って、特別支援学校の児童さんたちがそれをじっと聞いておられる。その光景というのは非常にすばらしくて、改めて歌の力と申しますか、文化の力というのがそこにあるなと。子供たち自らがそれを実践するわけですよね。やっぱりそういう交流というのは得難いものだと思いますので、そういう機会も、この中期計画の期間の中でしっかり増やしていっていただきたいなと思うんですけれども、この点の見解も伺います。

◎佐藤インクルーシブ教育エグゼクティブマネジャー
 今、委員からお話のありました地域の学校と特別支援学校との交流ということに関しましては、副学籍交流ということで、お住まいの地域の小学校に特別支援学校の児童・生徒さんたちが行くといったようなことを進めております。
 第4期の教育振興基本計画を同時に策定しておりますが、そういう中でも進めていくと記載しておりますし、あわせて、インクルーシブ教育といったようなことをシステムとして進めていくという中で、一人一人のお子さんが社会に出ていく力を身につけていくという中に、小中学校のお子さんたちが知るといったようなことを併せて進めていきたいと考えております。

◆荻原委員
 最後に要望ですけれども、ぜひ今おっしゃっていただいた副学籍交流なども進めていただきつつ、本当の意味での共生社会をつくっていくんだということを、これを達成していこうとする様々な取組の中で意識して取り組んでいただきたいと要望いたします。
 以上です。