横浜市議会議員 おぎわら隆宏

 

これまでの活動

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この夏のご報告

2012年9月12日 水曜日

9月6日から第三回定例会が開始、昨日は一般質問でした。

明日と明後日は市民・文化観光・消防常任委員会が開かれます。

6月の第二回定例会においては、13日の本会議では私が一般質問致しました。

http://www.yokohama-city.stream.jfit.co.jp/giin_result.php?GIINID=27339(録画)

6月13日本会議 一般質問

30日には、「地方政府の多様化を進める議員連盟」と「一国多制度推進ネットワーク」の合同シンポジウムを滋賀県大津市で開催。議連の共同代表として私もパネラーを務めました。

7月は市内各種団体にヒアリング開始、予算要望書作成を8月末にかけて行い、現在最終の詰めを行っています。7月は17日・18日に福島県楢葉町のJビレッジや仮設住宅、除染現場を訪れ、脱原発を目指す地方議員の集団「グリーンテーブル」に参加。そのときの感想を「政治山」という政治関連サイトに寄稿しています。

http://seijiyama.jp/special/green_table/article03.html

7月と8月は、夏祭りがあちらこちらで毎週末行われていました。西区だけでも何十か所あります。今年はひときわ賑やかに、そして多くの町内会自治会が実施していたと思います。東日本大震災を受け、地域のつながりの大切さが広がっていると実感します。

お祭りをひとつひとつお邪魔すると、いろんなご相談を頂きますし、オカタイ場ではないので、率直なお話も頂けるので、私はお祭りにお邪魔するの大好きです。

今夏は主に人道橋のお話をお聞きしましたので、たしかに危険な状態にある現場であり、現在対応を進めています。

町内会に加え、商店街の振興も大切。「商店街はなぜ滅びるのか」という新書が今春発刊され、読み応え十分でした。東日本大震災後、石巻の商店街の力強い復興の話に始まり、生きるフィールドが狭くなった1970年代以降の日本と商店街の衰退を重ね合わせ、今後の商店街の生き残り策が書かれています。

8月25日にはある商店街で、三線を交え、久しぶりに歌を歌いました。はたしてちゃんと商店街振興につながったか…、録画を観て顔から火が出ました。(+_+)

次回、9月30日にギター、三線、ドラムも入って同商店街で数曲歌わせて頂きます。

今日はひとまず、忙しさにかまけ溜まったお話をかいつまみご報告致しました。

この夏のことはFacebookにも投稿していますので、アカウント持っている方は是非、私のタイムラインのぞいてみて下さい。

三重県桑名市にて

2012年5月27日 日曜日

名古屋からJRで三重県方面に20分ほど行くと桑名市に着く。

木曽川が美しい。

この桑名市で市民と議会のコミュニケーションを高めようと勉強会が開かれたので、参加しました。

三谷哲央三重県議、横井利明名古屋市議のお話で、議員立法プロセスの課題点、よく整理出来ました。

ひとつの会派が過半数を制する地方議会はそうあるものではなく、

たいがい、過半数を確保するために複数の会派が連立している。

したがって条例案を成立させようとすると、この連立する会派同士で事前調整が行われる。

このプロセスは水面下で行うと、どんな議論を経て条例案がまとまったのか、まったく市民に見えない。

名古屋市会がこういった課題意識を持っていると伺い、横浜もまったく同じ状況にあるので、おそらく他都市でも共通しているのではないか。

これに対し、三重県議会は、条例立案プロセスをゼロからすべて市民に公開しているとのことだった。

これは不可欠。

そして深い課題も。

首長と議会の関係性、と表現される課題について。

これを整理することは、けして住民と無関係なことではない。

きっと、住民と首長と議会の関係性、と、言えば良いのかも知れない。

首長は分るが、何のために地方議会があるのか?という問いに対しては、

一人の人間、一つの機関に偏って大きな権力を持たせないため、であり、

私はそれが三権分立の精神を踏まえた、二元代表(大統領)制の良いところと思う。

しかし日本の地方はこの分立が出来ていない。

二元代表にあっては、議会は行政の付属機関ではないし、首長の補佐機関でもない。

議会は身も心も行政に独立して存在する。

これは二元代表という現行制度のもとでの、住民の意思決定機関としての議会のあり方の命綱の部分。

住民と首長と議会がどういう関係にあるのかは、国民的に共有されるべき大きな課題と私は思う。

議会報告会や通年議会、条例立案を今も実行すること等すべて極めて重要である。

しかしこれは、痛み苦しみを一時的に緩和する対症療法と私は思っている。

対症療法も行いつつ、症状の原因そのものを治す原因療法も行わなければいけない。

それが、住民と首長と議会の関係性の見直しの議論。

まさに市民とのコミュニケーションの中で、この課題を乗り越えていきたい。

変わるリスク<変わらないリスク

2012年5月25日 金曜日

transformは、オックスフォード辞書では「完全に何かを変えること、とくに改善のため。」とある。

日本は、常にこのtransformが必要と思う。

とどまってはいけない。

日本は、神話では2700年程、考古学的に見て最低でも1800年程続く「古代国家」と言われる。

これはぶっちぎりで世界最古なんだそうである。(2位デンマーク:千数十年 3位英国:九百数十年)

私が十代の頃、英国人から「日本はすごい。なぜなら世界最古の王族を持っているから。」「世界で一番歴史の古い国。」と個々に言われたことが今も印象に残っている。英国から見て、これが日本の最大の特徴なんだなと感じた。

この長い歴史の間、王朝は変わらないけれども、大和朝廷から平成に至るまで様々な政治体制があったが、これは、たゆまない国家改善のためのトランスフォームだったのだろうと思う。

先日、ある経営者のお別れの会で頂いた故人の語録集に、

「変わるリスクより、変わらないリスクのほうがはるかに大きい」

という言葉を見つけ、その通りだと思った。

日本人はその感覚をDNAとして持っている。

何を続け、何を変えるかを見極める力が、「古代国家」を今もなお存在させているのだと思う。

何を変えるかを見定めるのは、いつの時代もそうであると思うが、戦後1世紀の後半期にある今は特に、過去から脱却するためのトランスフォームに努めなければならないと思う。

そのひとつが地方分権であるはずだが、このギアがあまりに重く、固い。

中央集権の壁が高く、厚い。

それでも、地方制度はいま、変わらないことのほうがリスクは高いと、私は信じる。

慣習にとらわれず、私利に走らず、常に人間の無力と愚かさを戒めながら前進したい。

会派内では今年度の委員会構成が昨日決定。

私は、常任委員会=市民・文化観光・消防、特別委員会=大都市行財政制度特別委員会。

常任委員会では副委員長。

トランスフォーム、進めます。